【ロードバイク本音レビュー・配送までまとめ】Ribble Endurance SL R Disc

ウィメンズツアーのDrops-Le colでも使用されているRibble.
プロコンチームのエオロコメタでもTTでブランド名をスクラッチされたRibbleのバイクも登場していました。
また、昨年は世界で最もエアロと謳われるバイク「Ultra SL R」をリリースし話題になりました。

さて、5月に納車したRibble Endurance SL R Discを4000kmほど乗って一通り消耗品を交換しなければならない時期も過ぎましたので、正直本音レビューします。

注文方法

Ribbleは日本国内に問屋がなく、キャニオン等と同様に英国からの直販のみとなります。そのため価格はパッケージングを考えると非常に安く、新型アルテグラDi2に40ミリハイトカーボンホイールを装着して送料込で60万円前後と言った価格です。(実価格は相場等により変動するので60万前後と記載しました)

直販のため納期はそこそこ長いですが、私の場合は納期よりも1ヶ月ほど早く発送され手元に届きました。

届いたボックスはこれ。リアホイールが装着された状態でハンドルバー、フロントホイールだけ外れてくるのである程度自転車になれている方なら問題なく15分程度で組み上がると思います。Ribbleを購入しようという時点である程度自転車に詳しいと思いますので。。。

ヘッド周りは純正パーツ以外は使えないような構成になっています。スペーサーはブレーキホースを抜かなくても抜き足し可能。スペシャのような樹脂製ではなく、金属製なので若干重いです。

付属品はDi2、ディスクブレーキ関連のスモールパーツのみと非常に簡素。一体型ハンドルを選択すると、通常ハンドル用のスペーサー等は付いてきませんので別途注文する形になります。また、サドルもカーボンレールと通常の金属レールで使用するヤグラが違うのですが、リッチー純正のもので代用可能です。

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パーツスペック等

一部パーツを変えて居ますが、販売時のパーツ構成のままデュラペダル、サイコンを付けると8.1kgほど。草レースに出ても十分なスペックだと思いますが、いくつかパーツを変えて軽量化を図りました。

ハンドルは軽量に振ったものよりは思いですが、40cmのハンドルは320gと結構軽量。(Vibeハンドル+Vibeステムで290gほど)

購入時から、

・Hunt Aerodynamisict 44 carbon wheelset
・Fizik Argo R00
・ブレーキローターを前後140mmのデュラグレードへ

とすると、合計重量は7.60kgになりました。

インプレッション

まず乗った感触は、重量の割に進むところ。最初にパーツを変更せず乗ったのですが、8kg超のバイクの割には身構えていたよりもいろいろな地形でタイムが良かったです。

ただ、やはり初期バッケージングのコストパフォーマンスは優れているとは言え、8kg超バイクの重量は響き、ダンシングはとてももっさりしていました。他のメーカーで60万円で買えるバイクと比較すると非常に高い性能を誇っていると思います。

そして驚いたのがリブルお抱えブランドLevel 5の一体型ハンドルの良さ。如実にエアロを感じる上、剛性も振動吸収も素晴らしいです。長らくVibeステム+Vibeハンドルを使用してきましたが、今バイクからはこれです。

一部パーツを変えてバイク重量を7.6kgまで落とすと、ダンシングの振りも軽く、反応もよくなり非常に扱いやすいバイクになりました。VengeやS5など平坦に特化したバイクほどではありませんが、スプリントの伸びも非常にいいです。

名前がエンデュランスなのでリラックスして乗れるようなバイクかと思いきや、実際はアグレッシブにレースのような走行をする方向けのバイクです。

良いところ

・コスパが非常にいい
 定価60万円で買えるバイクでは最高のスペックではないか?キャニオンのセカンドグレードよりも感覚的には良い。
・カスタムペイントできる
 追加料金で好きなカラーにペイント可能です。インスタで検索すると超かっこいいです。
・速い
 価格を考慮しなくとも、上りも平坦も下りも十分に性能のいいバイクだと思います。特に学生さんなどは購入後即レースに出れるそうなスペックなのでお財布に優しい。
・注文時にサドル、タイヤ、ホイール、ハンドルを選べる
 様々なオプションから選べるのは非常に嬉しいです。種類、長さ等が選べます。

悪いところ

・自分で整備しなければならない
 キャニオン以上に持ち込み整備を拒否されるバイクなので、自分で基本的な整備が出来なければとても困ります。
・重い
 フレーム重量は軽いものの、シートポスト、ヘッド周りの小物パーツが足を引っ張ってデュラ組でも7kgを下回るのは至難の業だと思います。7kgを切るにはデュラクランクではなく、軽量な他社製品を使用するしかないと思います。
・(一体型ハンドルの場合)ポジション調整がしずらい
 通常のハンドルも選択できますが、一体型の場合はハンドルをいじれないのでポジションを出すのに苦労します。また、ヘッド長も結構長いのでビタビタに下げたポジションが好きな方には向いていません。


・納期が長い
 納期が長いです。とはいえ、昨今のメジャーブランドも軒並みハイエンドはひどい納期なので今はこっちのほうが速く手元に届く気がします。
・注文が英語オンリー
 翻訳を使いましょう。

総括

注文の面倒臭さと、整備問題さえ解決すればこれ以上のコスパのバイクはないと思います。買っちゃいましょう!

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