オーストラリアのビールを飲み比べてみました

コロナ関連の陰鬱とした情報に触れてると気も滅入ってくるので、明るい話題…ではないですが私がオーストラリアで飲んだビールの紹介をしたいと思います。こっちの飲み文化豆知識も

日本で用意に入手できるビール(たとえばハイネケンやバドワイザー)は割愛します。自宅待機ムードが高まっている今、せっかくなのでちょっとおつまみでも料理して宅飲みをしてみてはいかがでしょう。

XXXX Gold(フォーエックスゴールド)

おそらくオーストラリア国内でもっともポピュラーで安価なビールのひとつ。豪州ではアルコール濃度を減らしたライトビールが流行していますが、このビールは正真正銘のビール。安いビールにありがちな発泡酒っぽい苦味ではなく、ちゃんとビールの苦味。安価にガブガブ飲みたいときのビール。製造はクイーンズランド州。

Victoria Bitter(ビクトリアビター)

VBの文字が目印のXXXX GOLDと並んで豪州内ツートップのポピュラー&チープなビール。オーストラリアに来たらとりあえずコレを飲んでおけ的なビール。その名の通り少し苦味が強いが、クセがなくスッキリな印象。オージースタイルのフィッシュアンドチップスと一緒に食べるとそりゃもう優勝。またまたその名の通り、製造はビクトリア州。

Carlton Draught(カールトンドラウト)

日本のサッポロが好きな人は好きになりそうなスッキリフレーバー。ホップの香りが濃くしたと思えば後味は超スッキリ。何にでも合う汎用性の高い選手。多分私がオーストラリアに滞在している時期に一番のんだビール。ウマさと安さのコスパが最強。

Coopers Pale Ale(クーパーズペールエール)

ラガーが主流の豪州では珍しく人気のペールエール。ペールエールといえば濃い味をイメージしがちだが、フルーティで後味スッキリ。おつまみなしでもゴクゴク飲めてしまうメタボジェネレーター。Drink Wise.(「賢く飲もう」豪州内の酒屋でよく見かける啓蒙文)

James Boag’s(ジェームズボーグズ)

タスマニア州で製造されるクリスプなラガービール。ちなみに、”クリスプ(Crisp)”とは英語で後味スッキリキレキレみたいなニュアンスの単語。英語的に言うと、アサヒビールはCrisp。サッポロやエビスはBitterかな?

Furphy(ファーフィ)

ビクトリア州ジーロング産のエールビール。フルーティな味だけど、少し癖があって… キレが良い豪州ビールと比べると、どちらかといえば英国のエールビールに似た風味。ぜひともフィッシュアンドチップスと合わせて飲みたいビール。

MOUNTAIN GOAT(マウンテンゴート)

発売から20年そこそこの若いクラフトビール。しかしながらどこのリカーショップでも売っているポピュラー商品。ホップの苦味も強く、フルーティな味があとまで残る。

Wild Yak Pacific Ale(ワイルドヤック パシフィックエール)

フルーティでアロマ感が強い。個人的にはちょっと苦手… アロマ臭が好きな方は是非試していただきたいビール。

Two Suns(トゥーサンズ)

ライトでクリスプな味…豪州ビールはライトでクリスプな味ばっかり。もっと濃いのが好きなんだよ!とはいえ美味しいは美味しい。特記すべきは日本のビール製造法を参考に作られたそう。言われてみればそんな味がしないこともない。いや、しない。

Byron Bay Brewery Premium Lager(バイロンベイブリュワリープレミアムラガー)

良く言えばスッキリ。悪く言えばコレ、味がしないんじゃないですか… ビールと言うよりも炭酸飲料として飲みたい喉越しの飲み物。確かに豪州内では冷えたソフトドリンクはビールと同じくらい高いので、それならビールのんじゃえって感じで作られたんでしょうか。味がしない。

London Pride(ロンドンプライド)

番外編。オーストラリア産ではないが、英連邦であるオーストラリアでポピュラーな英国産ビール。フルーティで癖の強い苦味は、一度好きになれば忘れられない味に。フィッシュアンドチップスと一緒でも、ビール単体でもたくさん飲めてしまう悪魔の液体。適温は室温よりちょっと低い程度。

Tennents(テネンツ)

番外編。こちらも英国より。ロンドンプライドが堅物オッサンの飲み物だとしたら、こちらはナウいヤングのクリスプラガー。ウイスキー樽で味付けされた超香ばしいビール。ホントウマい。数多くのビールを飲んだ僕が一番好きなビール。とにかく香ばしくてウマい。

Stella Artois(ステラアルトワ)

番外編。こちらも英国から…だがなぜか読みはフランス読み。豪州内スーパーチェーンのALDIで安売りされている。バドワイザーやハイネケンのようにごくごく飲める系のスーパーライトビール。食事によく合う。

Kilkenny(キルケニー)

こちらは英国のおとなりさんアイルランドから。英国に勝るとも劣らずパブ・ビール文化が根強いアイルランドのダークエール。クリームミーで、フルーティながらも苦味があり、その苦味も非常に上品。そして高い。日本で一般的に言うビールとは全く違う味なので、ビールが苦手な方も一口くらいは試していただきたいビール。これは日本でも入手可能かも。

その他ライトビールたち

以下のオーストラリア産ライトビール(アルコールが3%ほどのビール)は、だいたいスッキリ薄味、後味キレキレ、安いの、発泡酒的なビールたち。コーラ代わりに飲める。ポテチを食べながら映画を見るときのお供。
・Great Northern
・Iron Jack
・Carlton Dry
・Premium Blond

・などなど・・・

以上オーストラリアのビール紹介でした。豪州のビールはとにかくスッキリフルーティが多い印象です。ボディ強め苦味たっぷりのビールが好きな僕はやっぱり英国産ビールが好きですね。私の一番オススメの豪州ビールはカールトンドラウトです。コロナ騒動が落ち着いて今まで通り旅行ができるようになったら、是非オーストラリアで”クリスプ”なビールを試してみてください。

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