花園ヒルクライムの準備はお済みでしょうか。FTPは計測しましたか?バイクから無駄な装備は取り外しましたか?減量は十分にお済みですか?
私は出走しないので、準備は何もしていません。長い上りはそもそも苦手ですし、ヒルクラはロードレース的な展開がなくて個人的にあまり好きじゃないんですよね。もちろん勝算があれば出ますが、私にはきついコースです。
しかしながら、ヒルクライムのコースが自宅から近いので、コース偵察を兼ねて走ってきました。需要があるかどうかはわかりませんが、コースの説明(勾配がきつくなる場所、ゆるくなる場所、風を受ける場所、道が狭くなる場所等)をします。
お仕事が忙しかったり、遠方からお越しの方はコースの試走に十分な時間を割くことが出来ないでしょうから、本記事を参考にしていただければ幸いです。
こちらがコースプロフィールです。
動画も撮ってきました。タイム計測地点の手前~フィニッシュラインまで撮っています。
動画には、
・パワー(3秒平均、体重61kg)
・勾配
・速度
・ルート(経過距離)
を表示しています。風や集団の中にいるかどうかで速度は変わってくるのですが、基本的に200W(3.4PWR)前後で登るようにして撮影しています。一部勾配がきつい区間ではギアがなくなるので無理やりのぼっています。そのため、300W(5.0PWR)とか出ちゃっています。
実際にタイムが計測されるのはパレードスタート地点から1.7km地点ほど。市街地はクローズドですが、直角のコーナーが左、右とあるのでとりあえず落車にだけは気をつけましょう。ヒルクラは出走している方の層が広いので、バイクコントロールが甘い方が多いイメージです。
序盤の数キロは上り勾配ではあるものの、集団内にいるメリットが非常に大きいゆるい登り。6.4km地点のHANAZONOの看板までは抜け出さずに集団内で過ごした方がメリットが大きいと思います。

この看板を抜けるまでは、体感的に結構風の影響を感じます。開けた地形のせいかな?
看板を越えて数百メートル進むと、やや勾配があがり「登り」といった雰囲気に。
残り5kmほどになると道幅が狭くなります。ここを過ぎると勾配がきつい区間が増えてきます。ここからが本番。

計測地点から11.3kmのここが一番勾配がきつい区間。体重が軽い方はここでペースを上げると有利、重い方はなんとかここで食らいついていかないときつい。

フロント39tリア28tで登ったのですが、一番軽いギアを使って300W近く出してもケイデンスが70RPMを下回りそうになるので、ダンシングでこなすorもっと軽いギアを付けるorゴリラになるといった対策が必要です。

そしてラストの600mほどはほぼ平坦。地形的にここは強い向かい風であることが多いので、可能な限り前に出ないで走れると力を温存できます。ラストまで団子状態なら最後はスプリントになるかも。
フィニッシュラインは倶知安-ニセコの境界を超えたこのゲート。
