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【オーストラリアハーフラウンド 54日目 最終目的地・ダーウィン到着】

ようやく旅の終着地点ダーウィンにやってきた。長かった旅も終わりと思うと寂しい気持ちが心を覆う。それでは昨日私が到着したダーウィンについていくつか説明しよう。
ダーウィンは、オーストラリアノーザンテリトリー州の州都であり、その位置はオーストラリア大陸のほぼ北端である。赤道と海に近いことから熱帯の気候が形成され、その湿度と気温たるや、あまりに不快すぎるので思い出したくない。
オーストラリアの主要都市は主に東海岸南部に位置するため、ダーウィンはそれらの都市とのアクセスが非常に悪いが、一方で東南アジアや日本といった都市に近い。また、人口におけるアボリジナルの割合が高い。観光客を標的としたアボリジナルによるスリが多発しているようなので旅行者は気をつけたし。たった数日の滞在期間中に数人の現地人に「スリには気をつけろよ。」と忠告を受けたので、間違いでもなさそうだ。日本では認識することが難しいが、先住民問題は深刻だ。
さらに、ダーウィンは世界一落雷が多い都市としても知られている。最盛期の12月、1月あたりは数秒に一度雷が発生すると言われており、それが地上まで届くかどうかはさておきそんな事実を知ってしまうとコワイではないか。しかも私がダーウィンに滞在するのは12月末で、雷にとっては最高のタイミングだ。私にとっては最悪のタイミングだ。
ノーザンテリトリー州では、やはりエアーズロックのあるアリススプリングスが一番の観光地として観光客が多く足を運ぶが、ノーザンテリトリー北部のトップエンドと呼ばれる地域もいくつかの国立公園を有しており、見るに値する。(私がいったときはクリスマス-ニューイヤーシーズンでそもそもツアーもレンタカーもなかった。悲しい。)
つらつらとダーウィンの情報を述べてきたが、これは先程述べたようにクリスマスからニューイヤーにかけての休業期間のおかげで本当に何もすることがないからだ。スーパーすら閉まっている。幸い、ネット環境は途切れることがないので、ホステルのベッドでネットフリックスを視聴して時間を潰していた。
予約している日本へのフライトまであと2,3日あるので、あと数日はこのような怠惰なネットフリックスライフが続きそうだ。