バックカントリースキーを始めてみたい知人の方々から、「バックカントリーはじめてみたいんだけど何を買えばいい!?」的なメッセージを最近結構もらいます。記事を読んでくれたのでしょうか。
2019年4月19日 羊蹄山登山&バックカントリースキー | (元)ワーホリサイクリストのブログ (takuyam.site)

バックカントリー用装備は一般的なアルペンスキーとは装備がかなり異なります。なにやら需要がありそうなので、個人的な経験から独断と偏見で必要性を考慮し本ページでまとめます。
また、バックカントリースキーは危険を伴うスポーツです。初めて冬山に行く際は、十分なトレーニングをして山をよく知ってる方と行きましょう。
絶対必用な装備たち
Contents
ファットスキー&BC用ビンディング
言うまでもなく、スキーをする上での必須装備です。バックカントリーではパウダーを滑るシチュエーションが多いため、板は横幅の広いファットスキーが推奨です。ビンディングはウォークモード機能があるものにしましょう。
ゲレンデのパウダーを楽しむだけならファットスキーさえあれば結構楽しめるはずです。
スキーは無数に種類があってこれといったおすすめはありませんが、ビンディングはマーカー社のものがおすすめ。比較的安価なマーカー ツアーがおすすめです。
価格を考えなければキングピンも視野に入ります。
シール
リフトではなく自力で山を登るBCではシールが必須です。業界最右翼モデルは恐らくブラックダイヤモンド アセンション ナイロンでしょう。筆者も使ってます。

ビーコン
雪崩時に救助する/されるための必須装備です。保険装備ですが必須と言ってもいいでしょう。
2021シーズンのニセコルールではゲート外に出る際に必須です。
最も使われているものはMAMMUT製ビーコン。
ザック
意外と必要なザック。単純に道具を入れるバックパックとしても必要ですし、BCでは板を背負って急斜面を登る際に使う装備としてもかなり必要です。もしもの際の脊椎ガードとして機能することもあります。

必須ではないがほしい装備
伸縮ポール
ゲレンデ用のストックは伸縮しなかったり、バスケットが粉雪に対応していないものがほとんどです。快適に登るためには登りと下りでストックの長さを変える必要があったり、粉雪でもしっかり推進力を得られるバスケットが必要だったり、意外とポールは重要です。
リーシュコード
パウダーもりもりの山で転んで板が外れたら… それはすなわち粉雪に埋もれた板のロストを意味します。そんな悲しい事故を回避するためにも、靴と板をつなぐリーシュコードはかなりほしい装備です。アマゾンでも買えますが、スキー用品やさんならまずおいてるはずなのでそっちに行ってみるのがいいかもしれません。
ゾンデ
アバランチ3点セットのうちのひとつ。捜索時に必要です。
シャベル
アバランチ3点セットのうちのひとつ。救助時に必要。何気にスキー終わりに埋もれた車を動ける状態にするときにも使える。
必要ないけどあったら快適な装備
ゴアテックスウェア
夏山ではGORE-TEX®のハードシェルは必須と言ってもいい装備ですが、冬山でGORE-TEXはぶっちゃけ贅沢品です。マイナス10℃未満では濡れることが殆どないしね…
冬山ではどちらかというと、透湿性と保温性のほうが重視すべき機能です。
でも、ゴア搭載の高級ウェアやっぱりかっこいいよね。
GoPro
冬山での最高の瞬間を抑えるならやっぱりゴープロ。でも、マイナス25度とかになるとバッテリーがやられて動かなくなる(基本的な電化製品者は動かない)のでここぞというときまで体に近い場所で温めて置かなければならない。
BC用ブーツ
BC用ブーツだと登り時の快適性がぜんぜん違う…けどぶっちゃけなくても全然登れる。パワーでカバー!
保温ボトル
3時間以上の山行では流石に水分が必須。かといって普通のハイドレーションパックやペットボトルを持っていくとあら不思議、水ではなく氷が生成されます。
水分は保温性能のあるボトルで持っていきましょう!
替えのゴーグル
マイナス10℃でもずっと登っていれば結構体が熱くなり、汗もかきます。ゴーグルをつけっぱなしだと、気化した汗がゴーグルのレンズで凍り、ゴーグルが使い物にならなくなることも・・・
なので、登りで使うゴーグル/サングラスと滑走時に使うゴーグルを分けておくと助かることがあるかもしれません。
冬山に行ったらインスタに投稿していますので、観てね!