軽量でちゃんとはしるホイールを探してたのですが、オーストラリアで友人が使っていたHUNTなるホイールの評判がすこぶるいいということと、価格も比較的安いということで注文しました。
(2021年1月追記:なんと今シーズンからUCIワールドツアーでHUNTホイールが使用されることになりました。やはりトップレースで使用される機材というのはなんだか嬉しいですよね。)
2020年8月追記 ホイール届いたのでインプレ記事も書きました。
【ホイールインプレ】HUNT Aerodynamicist 44 carbon spoke【HUNTホイール】
HUNTというブランド
Contents
HUNTはイギリス・サセックス発の新興ホイールメーカーであり、比較的安価で質のいい(らしい。まだ使ってないので)ホイールを発売しています。当初のメインターゲットはグラベル系だったようですが、今ではロード、MTB手広く商品を展開しています。

海外レビューを見ると非常に評価が高い。マビックの最上位モデルより走るだの、対応もいいだの。現在はイギリスのプロチーム、キャニオンDHBのサプライヤーとしてプロレースでも使われている模様。

HUNTホイールのどこが凄いか
まず断って置かなければならないのですが、当方はホイールビルダーでもなければプロライダーでもない一般サイクリストです。7年ほど自転車歴があり、年間1万キロくらい乗ってるホビーライダー的目線でホイールのメリットを語ります。
価格
価格がとにかく安い。同価格帯(10~14万)で買えるホイールと言えば、アルミ最上位モデルか、1600gほどの重い廉価カーボンホイール。ここ最近ZIPPが303Sという10万~20万の他社ホイールを駆逐しそうないいホイールを発表しました。
他には、海外通販wiggleのプライベートブランド、PRIMEから出ているBlack edition、ファストフォワードのFシリーズなんかがライバルになると思います。
しかしながら、HUNTのホイールはリムハイトが50程度であっても重量1500g未満、ストレートスポーク、チューブレスレディ、ワイドリム、(モデルに寄っては)セラミックスピードベアリングと、本当に10万円台で買えるホイールとは思えません。
他社ホイールを見ると、どこかしらにコストカットの形跡があります。Jベンドスポークだったり、リムがそもそも重かったり、空力解析を怠ったような形状だったり、踏むとなんかホイールがぬるかったり等。これぞ受注生産でできる業なのか。
カーボンストレートスポーク
20万以下でカーボンスポークを採用しているホイールなんて見たことが有りません。しかも、スポーク端部にネジがあるため通常のホイールと同様に振れ取り、その他メンテナンスが可能です。スチールスポークモデルでも、廉価ホイールにありがちなJベンドスポークではなく、専用設計ハブを使用したストレートスポーク。
Jベンドスポークとストレートスポークの違いについてはこちら。
先程例に上げた新進気鋭のZIPP 303Sも、プライムホイールもJベンドスポークです。理論上、Jベンドスポークのほうがスポークヘッドに余計な負荷がかかる分、設計上安全マージンを取る必要があり、結果的に多くの場合でストレートスポークを採用しているホイールのほうが優位です。10万ちょいから専用設計のホイールを買えるのは相当素晴らしい・・・
ワイドリム
カーボンロードモデルであれば、標準のリム外径が27mm程度であり、昨今のトレンドを組んだワイド設計です。これは空力向上、剛性の確保に寄与するようです。
チューブレスインストール作業
注文時にTubeless tyre installオプションを付ければ(オプション無料、タイヤは有料)、発送直前にリムテープを貼って、シーラントをなじませて、タイヤを貼るといった面倒な作業を請け負ってくれます。メンテが面倒なチューブレスでプロメカニックの手を無料で借りれるのは非常に嬉しい。
デメリット
褒めちぎってきたHUNTホイールですが、デメリットがいくつかあります。ホイールの性能上のデメリットはものが届いてから語るとして、以下にデメリットを挙げます。
納期が遅い
新進気鋭の少数により運営されているメーカーだけあって、ほぼほぼ受注生産による販売形態をとっているようです。人気モデルとなれば2ヶ月~1ヶ月ほどまたなくてはなりません。在庫があれば10日ほどで届くそうです。
注文方法
公式ページにて欲しいアイテムをカートに入れ、チェックアウトに進みます。カートボタンの少し上に納期が書いています。ちなみに私は44ミリハイトのカーボンスポークディスクブレーキモデルを注文しました。

8月、長い・・・
ちなみに、Pre-orderは予約注文の意です。配達が8月1週目になるとこのと。
チェックアウトに進む前に個人情報を入力します。

チェックアウト画面ではクレジットカードの情報を入力し、チェックアウトボタンを押すだけ。以上で注文は完了。
すると、すぐに注文完了メールが届きます。

注文はコレで終了ですが、アクスルの選択をする必要があります。メール文中にある”HERE”をクリックし、ページ内で選択します。
メール下部に請求書と送り先の個人情報が載っています。あとはあんまりおトクでもない広告文なので無視して結構です。間違いがなければ、これで注文完了。あとは待つのみです。
ホイールが届き次第レビューをする予定です。乞うご期待。