
シドニー→羽田のANA便で飛行機輪行するので、Tipsをまとめました。使用する輪行バッグはセミハードタイプのWiggle PRO Bike Bag。EVOCの高級ハードタイプは5万円以上しますが、こちらは2万ちょっとでコスパ良し。ディスクブレーキ、Di2搭載のバイクを飛行機輪行するにはちょっとしたコツが必要なので紹介します。動画の方がわかりやすくできていると思うので、是非動画の方も見てください。もし参考になったのであればチャンネル登録していただけると嬉しいです。
①洗車する
Contents
バッグ内が汚れるのを防ぐため、ディスクブレーキローターにケミカルがかかることを回避するために洗車します。リムブレーキモデルなら多少汚れていてもそれほど気にはしませんが、ローターにオイルやグリス系のケミカルが付着するとブレーキの効きが非常に悪くなり、音鳴りがするので気を使います。
②ホイール、シートポスト、ハンドルバー、ペダルを外す
輪行バッグに収めるためにホイール、シートポスト、ハンドルバー、ペダルを外します。シートポストにDi2バッテリーを仕込んでいる方は、ジャンクションを一旦抜いて、テープでフレームに固定します。ジャンクションがシートチューブ内に落ちてしまったらケーブルを救出するのに小一時間かかるので注意を。
③タイヤの空気圧を抜く
タイヤの空気圧を抜きます。航空会社は完全に抜くようにと言っていますが、クッション性が失われるので私は1気圧弱ほど残していつも輪行しています。
もしチューブレスホイールでタイヤ内にシーラントがたっぷり入っている方は抜いておいたほうが良いかもしれません。輪行中にシーラントが漏れてバッグの中が真っ白なんてシチュエーションは最悪です。
④ディスクブレーキマウントにスペーサーを挿入する
ブレーキの左右のパッドがくっつくのを防ぐために付属のスペーサーを挿入します。もしなくしてしまったのなら、ダンボールをいいサイズにカットして挟み込んでも大丈夫です。
⑤リアエンド、フロントフォークに保護パーツを付ける
バッグに付属のエンド、フォーク保護パーツを装着します。サイズのバリエーションが豊富なので、よほど古かったり変な自転車出ない限り合うサイズのものが付属しているはずです。これをつけることによって、リアエンド、フロントフォークの変形が防がれます。
⑥フレームに緩衝材を巻く
トップチューブ、ダウンチューブ、ステー、ハンドルバー、ディスクブレーキマウントに緩衝材を巻きます。リアディレーラー、チェーン周りは重点的に包んでおきます。
⑦ホイールをバッグに入れる
説明不要。バイクの左側にリアホイールを入れると収まりが良くなります。
⑧バイクをバッグ内に固定する
バッグ内のベルクロ、緩衝材を使ってバイクをバッグに固定します。この工程は動画のほうがわかりやすいと思います。
⑨付属品を入れる
忘れ物のないように。ジャージや衣類はビニール袋か何かで包んでバッグに入れておくと緩衝材代わりにもなります。受託手荷物の最大重量は超えないように注意しましょう。忘れがちなペダル、サイコンも入れます。
また、一部のチェーンオイルは航空会社によって持ち込みが禁止されている場合があります。スプレータイプのパーツクリーナーはほぼほぼダメです。ルブ系の潤滑剤はほぼほぼオーケーです。詳しくはメーカーと航空会社のサイトを確認しましょう。
ちなみに、10回以上飛行機輪行した経験から以下のものを入れておくと役立つ気がします。
・携帯ツールセット、パンク修理キット、予備チューブ、ミッシングリンク、軍手(もしくはニトリルグローブ)、ライト
必須携帯セット。走るときにも必要
・テープ、結束バンド
なにかと旅行先で使える。不測のメカトラにも対応。
・ボトル
ボトルの中に携帯ツール等を入れておくとコンパクトに
・きれいなウェスときたないウェス
チェーン周り用とフレーム用。もう使わないTシャツでも。
・エクストラチューブ
普段持つ量のチューブよりも1,2個多くバッグに忍ばせておくと安心。
・補給食
好みのドリンクタブレットやジェルを旅先で見つけるのは結構困難。
・ロック
行く場所によっては強固な鍵が必要。
・予備のディレーラーハンガー
結構必要。保険として。
・チェーンルブ
クリーナーは現地の洗剤で代用できるがルブは換えがきかない。
・ロストバゲージ対策紙
ロストバゲージ対策に名前、住所、メールアドレスが書かれた紙をバッグの中に入れておくともしもの事態のときに助けになる。もちろんグローバルにアルファベットで書こう。
・エクストラプチプチ
余ったプチプチも重量の許す限りいれておくと何かと使える。旅先で邪魔なら捨ててしまえばいいし、帰ってくるときの緩衝材を節約できる。