3月15日にオーストラリアが実質鎖国状態になってから、ここ数日でオーストラリア国内の状況が目まぐるしく変わっています。2月下旬まではアジアを中心に感染拡大が見られていましたが、順次ヨーロッパ、アメリカ、ついにはオーストラリアでも感染者数がうなぎのぼりになっており、他国の状況をうかうか見ていられない状況になりました。
ヨーロッパの一部の国では外出に制限を設けられ、近隣のニュージーランドでは旅行者が自己隔離を拒否したために警察に身柄を拘束されるといった事件も発生しています。オーストラリア国内に限って言えば、カンタス・ジェットスターが国際便の運行をほぼ停止させ、国内線も運行数を減らしています。また、オーストラリアに入国した人は誰であれ、14日の自己隔離を要求されます。また、オーストラリア市内のスーパーでも買い占めが発生し、収益を見込むことのできない宿泊施設・飲食店が店を閉めるといった事象も発生しています(過去記事参照)。多くの大企業では社員の出勤を停止しており、リストラに踏み切る会社も少なくありません。
このような状況で、1ヶ月後の4月18日に出発予定であったツーリング(ツーリングの計画は過去記事参照)への影響を考慮することは非常に難しく、オーストラリアはヨーロッパやアジア諸国と比較してアウトブレイクの可能性が低いとしても、発生の可能性は十分に考えられます。すべての状況が予測困難となるため、今回のメルボルン-ブリスベンツーリングの日程は再度検討することとします。
SNSで多くはないものの、激励コメントをいただく身として非常に申し訳ありません。
宿泊施設の確保が不可能になったり、そもそも国内での外出制限等が施行された場合は、ツーリング中は感染の可能性が極めて低いと言っても、ツーリングどころではなくなります。
国内で自体が収束を見せるようならば、予定通り4月18日にメルボルンを出発し旅を始めるつもりですが、非常に多くの要素が絡み合った現状では予定通り計画を実行することは難しいと思います。