お久しぶりです。オーストラリアはメルボルンでのワーキングホリデーもほぼ半分を終え、目標にしていたレースも終えたのでここでひとまずレース結果と、それに係る所感を綴ります。
・2020 Australia National Gran Fondo Championship
Contents
まずはレース自体の説明をします。本レースは、プロのオーストラリアナショナルチャンピオンシップレース(今年はミッチェルトンスコットのキャメロンマイヤー選手が圧倒的なチーム力で優勝しましたね。)と同じコースを使用したオーストラリアアマチュアレースの中でもハイクラスなレースであり、優勝するとフルサポートでグランフォンドワールドシリーズにエントリーされるという破格のプライズ付きです。

知り合いのライダー曰く、豪国内でのアマチュアレースといえばコレといった感じのレースらしいです。日本国内でいえば、ツール・ド・おきなわや北のニセコクラシック、ツールド北海道のような感じでしょうか。わかりにくくてすみません。
これからキツイレースに向かう私
・コースプロファイル
Strava 参照
https://www.strava.com/routes/23188137
・レース結果:DNF
それでは肝心のレース結果。標題にあるとおり、結果はDNF。最初に控える3つの小さな登りで集団からちぎれ、メイン集団から約12,3分遅れた時点で脚切りされ、フィニッシュすることなくレースを終えました。
・レース感想
日本にいるときよりも(フルタイムワーカーにしては)乗り込み、現地でも草レースに参加し、準備をして望んだつもりでしたが、自転車文化圏(ヨーロッパ、オーストラリア)のレースは、アマチュアレースと言えど要求パワーが壊れているくらい高くて、びっくりしました(子供のような言葉を使ってしまうくらい驚嘆しました)。
スタート後に8分程度登る坂が2つあるのですが、1つ目はなんとかくらいついて集団の後方でクリア、2つ目の登りであえなくちぎれちぎれでした。その後はほぼほぼ一人旅。写真だけ見ると一人逃げしているようにも見えますが… これはボロボロにちぎれているだけです。
パワーメーターの値は常に430~500 W(7.17~8.33 W/kg)あたりを指しているのに、集団がどんどん前に進んでいって「はぁ、これがこっちの登りか…」と絶望したことを覚えています。展開や勝負どころの力負けというよりは、もうそもそも同じ集団で走るレベルにないというか。
先程レースの例に列挙したニセコクラシック、ツールド北海道は最上位クラスで走ったことがあるのですが(勝負に絡むような走りはしていませんが…)、ここまで要求パワーの違いに打ちのめされるとは思ってもいませんでした。ましてや、今のフィジカルはツールド北海道やニセコクラシックに出ていた当時よりも数段優れているはずですので。
パワー値だけでいえば、FTPが4倍後半あって最大出力が23倍出れば、アマチュアとしてはそこそこ優れたフィジカルだと思っていたのですが…
・レースを終えて
以上のような圧倒的なパワーの差を見せつけられて、ちょっと燃え尽きたというか、「ああ、こんだけ仕事以外の時間を費やしてもこんなもんかあ、自分ってしょぼいなあ。」といったような感情が植え付けられたようで、レースを終えてからはトレーニングでのもがきがやや弱くなったような気がします。今年の4月~5月あたりにアッと驚くようなツーリングをしようと考えているので、ちょっとそちら方面(旅やツーリングの方)に気持ちが傾いています。もちろんツーリング計画や途中経過もブログもしくはインスタグラムアカウント
で報告する予定です。弱い人間でも楽しめるのが自転車、いいですね。
とはいえ、2月頭にもCadel Evans Great Ocean Road Race Swisse Peoples Rideというレースを控えているので、今の自分でできるだけレベルの高い走りをできるよう精進します。
【オーストラリア西部に甚大な被害をもたらした山火事(Bushfire)について】
2020年1月から現在にかけてオーストラリア西部の生態系および被災地住人に甚大な被害をもたらした大規模火災について、WWFが募金を呼びかけております。オーストラリア大陸の美しい自然や生態を維持するために、WWF(世界自然保護基金)が我々の僅かな支援を必要としております。
もし、支援する余裕がある方は、下記のリンクから支援の方法等を参照していただけると嬉しいです。