【レース参戦記 in オーストラリア】コバーグクリテリウム【サイクリストのワーホリ渡豪日記】

Coburg Crits 19 OCT 2019 MEN GRADE D

オーストラリアでの初レースに参加してきました。参加するにあたっての詳細は別ウェブサイトに寄稿するので、本記事では淡々とレースレポートを書こうと思います。

・レース形式

ロードレースとは少し形が変わって、30分+3周のクリテリウム形式。1周3分弱くらいのサーキットレースだったので、合計のレース時間は40分ほどでした。スタートは普通のロードと同じでマスドスタート→若干のパレード走行→アクチュアルスタートといった感じ。フィニッシュまでの距離がわからない以外は一般的なロードと同じです。1周のタイムを知っていれば残りのタイムもだいたい分かるので計算がしやすいです。

・コンディション

体重:59kg、FTP: 258W

バイク: Vitus Vitesse Evo 8.0kg

・食事

前日のカーボローディング、朝食のバナナ、シリアル、パンで炭水化物を多めに摂取しました。朝食で摂ったカロリーはだいたい700kcal前後。短いレースなのでたくさんは食べませんでした。その他に移動中に200kcal程度のフラップジャックを食べてレースに臨みました。

・レースレポート

パワーデータはURL参照

Coburg Crits on Strava Takuya Matsuhashi

まずは、ここ数週間オージーのレーサーと一緒に走った感覚から、勝つのは難しいであろうと予想は立てていました。だってみんなフィジカルがバケモンなんだもの。体重が60しかないアジアンが平地で勝てるなんて思わないじゃん。

しかしながら、少なくとも集団フィニッシュは最低条件として、ある程度動いて(やりたかったことは以下に箇条書きで挙げます)今後のレースで使えるデータを取ろうと思ってエントリーしました。

やりたかったこと/確かめたかったことリスト

・出走クラスの見極
・逃げようとしたらどれくらい協調してくれるのか?
・自分のスプリントはどれくらい通用するのか?
(多分ハイスピードなスプリントでは勝ち目がない。これは自明。加速勝負でしか分はない。)
・こっちのオージーはどれくらい戦略的に走るのか?
・(ライド仲間を増やしたい)

以上を踏まえてスタートからフィニッシュまでのレポートを以下に記します。一言でいうと、「とりあえず最後まで集団についていってスプリント」みたいなレースです。ほぼフラットなコースなのでスプリントフィニッシュが濃厚でした。

1)スタート~中盤

どのクリテリウムでもあるあるな逃げたい人が掛ける→吸収の動きが数分続き、10分ほどで集団は安定。この間逃げが出るようなら乗ってみたかったので、常に前方6~9番手くらいに付けて目をみはるも、決定的な逃げは許されず。いくつかキレのあるアタックに追随してみるものの、全部潰される。この間自分から先頭に出て仕掛けはしませんでした。

そうだよね。競技時間が40分しかないものね。

2)中盤~終盤に向けてのペースアップ

一旦集団のペースが緩んだのも束の間、競技時間が40分しかないので呼吸を整える程度の時間が空いた後に集団はペースアップ。ツキ切れしそうなライダーを数人躱し、ラスト3ラップに入る辺りには集団は20人程度の小集団に。強風なのと、ペースが速いこともあって一度集団から落ちると二度と戻れないエリミネーションレースになっていました。

一度落ちたら戻れない系

中盤、何度か隊列を離れてしまって集団に入れてもらおうとしたものの、オージーは入れてくれないことが多かったです。確かに、こんな体の小さいアジア人を目の前に入れると風を受けて大変だものね…

3)終盤~スプリントフィニッシュ

ラスト3ラップに入ると集団は10人程度に。ペースは一旦緩み、互いにお見合い状態に陥る。ライダーの状況を見るに、10人のうち数人はついていくのに必死でスプリントに参加できないと判断。スプリントに備えていそうな4,5人をマークして、中でも体幹が安定してそうなデカイおっさんの番手につけることに。

スプリントまではみんな見合って割とゆっくりなペースに。しかしながら、ちょいちょいインターバルがかかって600Wくらいを何度か出さないとついていけないペースではありました。ラストのレイアウトは、コーナーを立ち上がってから300m程度のやや上りのフラットだったので、ハイスピードでなだれ込むスプリントではなく、加速勝負に持ち込まれることが予想されました。私の得意分野です。

最初の作戦では、最後に飛び出して差し切るつもりでしたが、意外とお見合い状態が続いたのと、ポジション取りが悪くてベストタイミングからはやや速いタイミングで先頭に立つことになりました。

やはり、レースは思い通りに進まないものだなと思いながら集中してスプリントに備える。

アシストがいないとこんな不利な状況でスプリントしなければならないのか…という気持ちも湧き上がってきていました。

チームメイトよ、いままでアシストしてくれてありがとう…

後ろに下がる余裕もなかったので、そこからロングスプリントを開始。

スプリントは一度始めたら出し切るのみ!

マックスパワーは900W程度しか出ていませんが、そのまま捲られることなくフィニッシュライン通過。

イエス!

あれ、マジ?オーストラリア初レースで勝っちゃった…

・分かったこと

・出走クラスの見極め
→運営から次回は上位グレードで出ろとのお達しが。わかりました涙

・逃げようとしたらどれくらい協調してくれるのか?
→長いレースじゃないのでわからなかった。基本逃してくれない。

・自分のスプリントはどれくらい通用するのか?
(多分ハイスピードなスプリントでは勝ち目がない。これは自明。加速勝負でしか分はない。)
→加速勝負に持ち込めば分は悪くない。ハイスピードスプリントは無理。
恐らく、タイムトライアルでも全く勝ち目がない。こっちの人基本70kgくらいで風を物ともせずズンズン進むんだもの。無理だよ。

・(ライド仲間を増やしたい)
→友達たくさん

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