朝日を見ながらランニングをしたかったので、朝は4時に起床した。東海岸に位置する場所に宿を取ったらまず考えることと言えば、早起きして朝日を眺めることだろう。

本当のことを言えば、自転車でかるく朝に4,50キロくらい走りたかったところだが、あいにく自転車もないし骨もまだつながっていない。おとなしくランニングで我慢するしかない。
最高気温が毎日35度近くに達する台湾でも、早朝は涼しい。運動にうってつけだ。自転車ならいざしらず、ランニングはそれほど得意でないのでゆっくり関節を傷めないように走った。

朝の運動に勝る気持ちよさなどない。

朝のワークアウトを終え、ホステルの朝食を食べた。普通のベーコン、普通のベーグル、普通の卵、そう。こういうのでいいんだよこういうので。

朝食を食べ、我々はカヴァラン蒸留所に向かった。カヴァラン蒸留所は、台湾に位置するウイスキーの蒸留所であり、ウイスキー愛好家ならその名前を知らないものは居ない。

カヴァランでの体験は別記事で詳細にまとめるのでそちらを読まれたし。
カヴァランを後にすると、とりあえずイーラン市内で腹ごしらえをすることにした。台湾といえばルーロウファン、ルーロウファンといえば台湾だ。台湾人の友人に調べてもらって、評価の高そうなレストランに向かった。前日のようにきたなうまい系食堂かと思いきや、きれいウマイ系の食堂だった。食堂の名前は「金澤滷肉飯」。
うまい!
食事を終えると、次は台湾で最も有名な観光地の一つである九份へ向かった。山がちな地形に無理やり設置されたかのような老街は、ジブリ映画の『千と千尋の神隠し』の舞台となったとも言われている。
自転車乗りの私としては、九份の街はさることながら、九份まで続く道の素晴らしさに気づいてしまった。道と結婚して子供が欲しいと思ってしまったほどだ。登っても下っても素晴らしい道に違いない。ただ、交通量が多いので自転車で来るならば土日は避け、尚且人の多い日中は避けたほうがいいだろう。
九份の街で、有名なスイーツであるタロイモとなにかしらを混ぜたかき氷のようなものを食べた。台湾あるある第三段。何を食べているかわからないが美味しい。
九份を頼んだ後、パパんのデカイ車で台北市内に戻り4日目を終えた。