【台湾食い倒れ旅行 2日目 象山ハイキング】

台北に到着してからというもの、一体それがなんなのかはわからないが、美味しいというものにたくさん遭遇している。台湾人の友人が立てたスケジュールによると、本日のお昼は點心(Dim sum)という中国の軽食スタイルで食事をする予定らしい。wikipediaによると、點心とは以下の説明で与えられる。

“「点心」という名前は禅語『空心(すきばら)に小食を点ずる』からきたという説や、心に点をつけることから心に触れるものと言う説がある。明確な定義はないが、食事の間に少量の食物を食べることなので、菓子や間食、軽食の類いは全て点心と呼ばれる。中国の朝食は点心ですまされる事が多い。
日本には室町時代に伝来し、朝食と夕食の間に食べる箸休めの品とされた(当時は1日2食が普通だった)。
茶を飲みながら点心を食べることを飲茶(ヤムチャ)という。また、点心を専門に作る料理人は点心師と呼ばれる。”

なるほど。要は中国式の軽食といったところか。楽しみだ。

昼食時になると、宿泊させていただいている友人のご家族も集まって全員で9人で卓を囲んだ。注文はその台湾人の友人に任せることになった。

新なんとか苑

しばらく卓で待っていると、美味しそうな料理が次から次へと運ばれてくる。正直なところ、どんな材料なのかは皆目検討がつかないが、口にする料理の全ては日本人の口にあうような味付けだった。基本的には醤油ベースで、おそらく聞いたことのない名前のスパイスがたくさん使われていることだろう。

いくつかの種類のメニューを食べたところで残酷に殺されたアヒルがやってきた(別名ではこれを北京ダックと呼ぶ)。北京ダックにはオーソドックスな食べ方がある。薄いクレープのような生地に一口サイズに切られた北京ダックの皮を乗せ、ネギやきゅうりなどの野菜を添えて巻いて食べる。中国式のチキンブリトーだ。ブリトー攻撃!口に運ぶとパリパリとした食感と香ばしい香りが舌を刺激して非常に美味しい。パリパリ感で言えばナンドスのペリペリチキンに引けを取らない。

北京ダックを平らげたあたりで私は既に腹八分目程度に達していた。それでもウエイターは無尽蔵に料理を運んでくる。點心…?中国式の軽食ではなかったのか…?既にほぼ満腹になりつつある私とは対象的に、友人ご家族はぱくぱく料理を口に運んでいる。無くなりそうにない量の料理がテーブルに並べられていたと思えば、5分後にはほとんどなくなっている。台湾人、恐ろしい。

実際に私と食事をしたことがある方は知っているだろうが、大食漢とは言わないものの、定食屋に入れば必ず特盛か大盛りを注文するタイプの人間なのだが、はっきり言って台湾人の胃袋には驚愕の表情を隠せなかった。是非私が懇意にしている大盛りレストラン・マリンを訪れてほしい。

點心…もとい大食い大会を終え、一休みしてから摂取したカロリーを燃焼させるため(もっとも、先程の點心で摂取したカロリーを消費するには120kmほど自転車で走らなければ消費できなそうだが…)、象山と呼ばれる台北を一望することができる小さな丘に向かった。象山までは、台北市内に貼り巡られた便利な交通網であるMRTを利用した。赤色で示された淡水線を利用し、象山駅からは徒歩で向かう。象山の山頂までは30分もかからないくらいだろうか。走って登れば15分位で山頂まで着きそうなくらい小さな山だった。

しかしながら、象山から眺める台北の眺めは美しいの一言に尽きる。ランドマークの台北101もはっきり見られる。

山頂付近では自撮り意欲の高いアジア人達が並々ならぬ列を成して自撮りスポットに並んでいる。かくいう私もインスタにアップするようの写真が欲しかったので、例のごとく列に並び写真を撮ってもらった。

象山を下ると、登山口の目の前にある甘味処のようなお店で愛玉なる甘味を頂いた。檸檬なんとか味みたいな漢字が書かれていたメニューを注文し、お店の外で食べた。ゼラチン?ナタデココ?ゼリー?のようなものがすっぱ甘いスープの中に浮かべられたひんやりスイーツで、夏におあつらえ向きだ。日本で売ればタピオカミルクティーに続き爆発的に売れそうな雰囲気が漂っている。

象山を後にし、夕食のために友人がよく行くというローカルな台湾料理のお店に脚を運んだ。台湾に来る前からずっと食べてみたかった牛肉麺を食べた。美味!薬味っぽいスープにやわらかい牛肉がたくさん乗っており、麺はうどんのような食感だ。日本で食べるラーメンよりもかなり健康的な味がする。

オイリーな中華料理よりも牛肉麺のような比較的ヘルシーなもののほうが好みだと思った。

観光客らしき人がほとんど居ない。友人曰く、「超ローカル」とのこと

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