【オーストラリアハーフラウンド 番外編 ダーウィン国際空港→シンガポール→マレーシア→新千歳乗り継ぎ】

【オーストラリアハーフラウンド 番外編 ダーウィン国際空港→シンガポール→マレーシア→新千歳乗り継ぎ】

2019年4月1日 0 投稿者: Takuya M

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【オーストラリアハーフラウンド 56日目 ダーウィン空港寝】

オーストラリアハーフラウンドも終わり、あとは番外編とあとがき(絶賛推敲中)を残すのみとなりました。それでは空港ラウンジを利用しての優雅な空の旅+αについて書いていきます。

・ダーウィン国際空港出発

早朝の6時にダーウィンを出発するフライトでシンガポール・チャンギ国際空港に向かった。硬いベンチの上で寝ていたので身体がバキバキだが、硬いベンチよりはマシな飛行機のシートで眠れるのでよしとしようじゃないか。フカフカのベッドを望んだところで、そこで寝られるわけではない。建設的に思考しよう。

疲れ切った身体とは裏腹に、久々の空の旅は私の心を元気にしてくれた。オーストラリアで過ごした時間は楽しいものだったが、故郷への思いは削がれることはない。懐かしい故郷に戻れるという事実は、思いの外私の身体を軽くしてくれる。

・シンガポール・チャンギ空港到着-到着

ダーウィンを経ち、3時間ほどでシンガポール・チャンギ国際空港に到着した。 Oh… なんと、流石ヨーロッパ、アフリカ、アジアを繋ぐ巨大ハブ空港だけあって、清潔で、何から何まで充実していた。約10インチおきに何らかの飲食店か免税店があるし、各ターミナルにはそれぞれ広大なラウンジがある。免税香水店に至っては、おそらく人の数よりも多い。チャンギ国際空港のターミナルでは日本国民が一生に消費する量より多い香水が売られているようだ。

乗り継ぎの2時間ほどはプライオリティ・パスを利用して入ることができるラウンジで過ごした。ここのラウンジは羽田や成田の干からびた食べ物を陳列している味気ないラウンジと違い、料理を注文してから調理してくれるスタイルのレストランが付いている。あなたが日本人なら、「スシ」も頼めるし、西洋文化にかぶれた日本人でも何らかのパスタを注文できる。もしあなたが(意味があるとは思えない理由により)菜食主義者だとしても、それらに配慮して調理してくれるので全く問題はない。

さらに、長距離のフライトでは何よりも重要なシャワールームが付いている。その清潔さは驚くほどで、潔癖として知られる日本人を持ってしても「これは清潔だ」と言わざるを得ない清潔感だった。なぜかエアコンをオフにできないビジネスホテルのシャワールームよりも格段に良い。

この快適なチャンギ空港のラウンジで2時間ほどを過ごし(時間が短すぎるので入国はしていない)、次のトランジット地点、クアラルンプール国際空港に飛び立った。

・クアラルンプール国際空港到着-出発

シンガポールの空港から約1時間。すぐさまクアラルンプールの空港に着陸した。位置関係的に言えば成田と新千歳よりも離れていないくらいだ。トランジット(乗り継ぎ)の時間が5時間ほどあったので、マレーシアに入国し、空港から出て市内に向かうことにした。

クアラルンプール国際空港からクアラルンプール市街地への交通手段はいくつかあるが、私は最も安いバスを利用した。他の交通手段は以下の通りだ。

・トレイン 速いがちょっと高い。日本円で1600円ほど。
・タクシー 楽だが高いのと、バスと大差ないくらいの時間がかかる。
・バス 安い。遅い。冷房が効きすぎ。でも300円くらい。

到着するや否やすぐさま入国審査の列に並び、表情筋があるのか怪しい入国審査員からスタンプをもらい、クアラルンプール国際空港に繰り出した。まずATMで5000円ほど(引き下ろせる最小単位が5000円ほどだった。マレーシアは物価が安いのでそんなに使わない。)おろし、バスチケットのカウンターを探した。

やるきのないチケット

片道11リンギット(約300円)、市内までは約30分~1時間であり、交通状況によりかなり上下する。クアラルンプールの道路交通事情を見れば分かるのだが、アジア特有のカオスのせいで遅延が発生するのもうなずける。というか、出発時間すらなかなか守られないし。

スメルズ・ライク・クアラルンプール・スピリット。

ノープラン・ノー電波・ノーガイドブックで街に繰り出したので、正直言って本当に何をしていいかわからない。クアラルンプールセントラル駅のインフォメーションセンターで聞くと、ペトロナスツインタワーというのが有名らしい。後は、宗教的価値の高い観光地、バトゥケイブが有名なようだが、市街地からはやや遠いのでやめておいた。まずはペトロナスツインタワーに向かおう。

ペトロナス・ツインタワーに向かうには、いくつかの方法がある。まずは徒歩。これは時間がかかりすぎるので没だ。次はタクシー、ちょっとお金がかかるので没だ。となると必然的に電車で行くことになる。さて、マレーシアの電車に初挑戦だ。

2時のカオス系の計算よりも複雑怪奇だ。

日本の券売機と似たような筐体でチケットを購入した。クアラルンプールの電車のチケット(というよりコインに近いが)はこんな形状だ。おそらく中にICチップかなにかが入っているか、形状や色により機械側で読み取るタイプだ。セントラル駅からペトロナスツインタワーの最寄り駅まではなんと100円もしない。

しかしながら、クアラルンプールの電車は複雑だ!ロンドンのアンダーグラウンドのほうが100倍はわかりやすい。そもそも、駅の名前をなんと発音していいかすらわからない。100m歩く度に現地人に道を訊ねてなんとかペトロナスツインタワー”の最寄り駅”までたどり着いた。”最寄り駅”と表現したのは、駅から出てもすぐペトロナス・ツインタワーが見つけられなかったからだ。

ツインとは、「2組の」や「双生児」を意味する言葉だ。ペトロナス”ツイン”タワーという言葉通り、2本のタワーが立っていると思っていたのだが、見渡してもそれらしいものはない。というか、高層ビルばかりなのでどれがかの有名なペトロナス・ツインタワーなのか皆目見当もつかない。

例のごとく近場にいた現地人らしき人に訊ねてみることにした。

私「やあ、ちょっと変な質問してもいいかな?実は観光客なんだけど…」
現地人「いいよ。どうしたんだい?」
私「ペトロナス・ツインタワーってどれかわかる?」
現地人「あれ(指をさす)だよ。一番高いやつ。」
私「あれ?ペトロナス:”ツイン”タワーって聞いたけど… ツインって…」
現地人「ハッハッハ。もう一つのタワーは影になってて見えないだけだよ。あっちの広場の方に行けば見えるよ。」
私「oh GOD. ありがとう!」

といった具合だ。なんと間抜けなのだろう。100mほどあるいて回り込むと、なるほど対になっているタワーを確認できた。

そうこうしてペトロナス・ツインタワーで記念写真を撮ってきた。写真を取るふりをしてスマホを奪取するスリが流行っているそうなので、行く方は気をつけられたし。

そして!なんと面白いことにペトロナス・ツインタワーの最寄り駅の上には私が興奮してしまうようなものが設置されていた。それでは見ていただこう。

みんな大好きな分子模型だ。青みがかった球は炭素を示しており、その他の銀色の球は水素を示す。高校化学を思い出して欲しい。さてクイズだ。炭素数が8の飽和炭化水素分子はな~んだ?

正解だ。簡単すぎたかな?

「オクタン」と書かれているが、IUPAC命名法に基づくのであれば正確には「2, 2, 4-トリメチルペンタン(2, 2, 4-trimethyl pentane)」である。かりやすく言えば、ハイオクガソリンの「オク」の部分である。

ペトロナスツインタワーと、2, 2, 4-トリメチルペンタンで興奮したあとは時間がなかったので、他の観光は諦めてクアラルンプール国際空港に戻った。相変わらず時間がブレブレなバスを利用して。

クアラルンプールの空港は、シンガポール・チャンギ空港ほど隅々まで行き届いているわけではないが、必要十分なレベルには清潔だし何でも揃う。ヒースローよりは清潔だろう。

例のごとく、チェックインから登場までの時間はプライオリティパスが有効なラウンジで過ごし(しこたまビールを飲んだ)、日本へと飛び立つ準備が出来た飛行機に乗り込んだ。

明日の朝には慣れ親しんだ北海道の大地を踏んでいるのだろう。楽しみではないか。