メイドインジャパンに拘るSTIブラケットカバー Shakes hood インプレ

真面目じゃないインプレはこちらから
シェイクスフード インプレ(真)

雪が溶け始め、ロードシーズンが近づいてきたのでロードバイクのオーバーホールをしました。5年間使い倒した6800形アルテグラのブラケットカバーがボロボロになっていたので、話題のシェイクスフードブラケットカバーを試してみました。

シェイクスフードブラケットカバーとは?

シマノのSTIブラケットに対応するサードパーティブラケットカバーです。価格は純正製品の約3倍にあたる3000円程度。果たして価格に見合うメリットはあるのでしょうか。公式サイトのうたい文句をざっくり噛み砕くと、

・メイドイン日本にこだわりニキ
・人間の感覚誤差を超えた精密な加工精度
・ライダーとのこれまでにない一体感を科学

といった具合に、訳の分からない日本語が並べられた商品です。メイドインジャパンにこだわっているのにおかしな日本語が並べられているあたり、台湾で製造されたイタリアンフレームのイタリアらしさと同程度の日本らしさが感じられます。
しかしながら、いくつかのインプレ記事を見たところ、以下のような特徴が報告されていることが分かりました。

・ハードタイプは純正カバーよりも硬度が高く、ダイレクトな握り心地
・内部の突起物の加工精度が高く、純正のものよりもカバーのズレを感じることが少ない
・純正よりカバーが薄く、装着時にブラケット全体が小さくなる
・カラーバリエーションが豊富でオシャレ

以上の報告の他に、「素材の変更によりグリップ力が増した」といった報告も多く見られたのですが、あまりに主観的な感想だったので上記の特徴の中には入れていません。個人的にはブラケットの保持力は、ブラケットのサイズや形状の方が支配的だと思っているので、素材については特記すべきことはありません。
手のひらが小さい私としては、ブラケット全体が小さくなるという点で購入に至りました。果たして、3000円分の価値はあるのか。以下に続きます。

到着・取り付け

アマゾンさんで購入して、2,3日で早速届きました。選んだカラーはブラック。タイヤやバーテープはなんだかんだ黒や白が一番しっくりくるというのが自転車歴数年の結論です。

箱の裏側にも意味のない文章がたくさん書かれています。

早速重量比較。

あれ、1 g重いじゃん。ウェブサイトで軽量化を謳っていましたが、想像するにそれは飽くまで鉛と比較した場合のことだったようです。

公式サイトでは、取り付けは必ずブラケット後方から行うようにと警告していますが、いくつかのブログでビニール袋を使えば前方からも取り付けられるとの報告があり、いちいちブラケットを取り外すのも面倒なので前方から取り付けることにしました。

ブラケットにビニール袋をかぶせて摩擦係数を少なくし、

ブラケットにかぶせ、画像のように左右にずらしながら無理やり嵌め込みます。

あれ、全然簡単じゃないじゃん。他のウェブサイトだと簡単にできるって書いてあったのに。

あとは力技。ブラケット上部を捲るとやりやすいです。

ポリエチレン袋を使えば、(多大なる労力と根気を消費して)前方からブラケットを装着することができます。できました。ポリエチレン袋を使えば、(多大なる労力と根気を消費して)前方からブラケットを装着することができます。

インプレ(未実走)

まずは見た目。純正よりもすこし深い黒色でちょっとカッコイイ。

握り心地は、Di2シリーズよりすこし大きく、機械式のSTIよりはすこし小さいかな程度。ブラケットの小さなDi2の方がダンシング時にブラケットがしっくりくる感じがしたので、機械式STIがそのサイズに近づいてくれるのは嬉しいです。特にダンシング時では、手にかかる力も大きいので影響も大きそう。
主観的な感覚からいえば、非常に握りやすい。メイドインニッポンだからなのか、人間の感覚誤差を超えた精密な加工精度がなした業なのか、ライダーとのこれまでにない一体感を科学したからなのかは分かりませんが(個人的にはブラケットが薄いからだと思うのですが)、握りやすいです。

硬度については、体感的に違いは分かるものの走りに影響するかどうかは怪しい感じ。耐久性が増すのは確かなようなので、まあメリットとして受け入れて良いかもしれない。

総括
おしゃれアイテムとしてはやや高いが、手の小さな人向けには唯一無二の選択肢です。おそらく、次ブラケットを買い換えるとしたらシェイクスフードを選びます。
お金を払う価値のあるいい商品なのに、公式サイトの日本語が残念でならない

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