【オーストラリアハーフラウンド 42日目 アデレード初日 徒歩観光】

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【オーストラリアハーフラウンド 41日目 さらばメルボルン。】

美しい街メルボルンを後にした私は、メルボルンで出会った友人たちの顔を思い出しながらバスに揺られ、ひどい乗り心地に耐えながらもアデレード中心街にあるバスターミナルまでやってきた。時差の1時間を足したり引いたり。ひとつのタイムゾーンしかない日本では発生しない面倒ごとだ。

到着は朝の7時だった。夏のオーストラリアと言えど、アデレードの朝はそれほど暑くない。というより、寒いくらいだ。薄手のパーカーを羽織り、バスターミナルから数分のビクトリアスクエアでコーヒーとサンドウィッチを食べて腹を満たした。アデレードにはセブンイレブンがないので安い1ドルコーヒーも2ドルのソーセージロールもない。朝食に1000円近くも使ってしまった。美味しかったので良かったのだが。(セブンイレブンの有無による都会or田舎の判断方法についてはこちら

ビクトリアスクエア周辺の建物を見た後は、中心街北東部のボタニックガーデンや博物館群があるエリアに向かった。アデレードの町並みは他のオーストラリアの街よりもヨーロッパのような雰囲気が漂っている。私はこういった歴史を感じる雰囲気が好きだ。

ちなみに、アデレードには町内をぐるっと廻ることができる無料シャトルバスが30分ごとに運行している。しかしながら、バス停を観てもバスが来るまでしばらく待たなくてはいけないし、それほど遠くなかったので徒歩で移動した。旅をしていると以外かもしれないが、意図的に運動をしないと運動不足になる。尋常じゃない距離を移動していても、そのエネルギーを生み出しているのは我々の身体ではなくバスの粗野なエンジンと石油だ。徒歩は健康にも良いはずだ。

アデレードのボタニックガーデンは、メルボルンやブリスベンにある公園よりは質素なものの、それらにはない静けさがあって心が休まる。さらに、公園内には竹林があって道民なら興奮することができる。実は、北海道には竹林というものがないので、北海道民は竹林をみると写真を取らずにはいられないのだ。

ボタニックガーデンを後にした私は、南オーストラリア博物館に向かった。南オーストラリア博物館の中は主に4つのエリアに分けられており、

・世界の生物エリア

・オーストラリアの地質学エリア

・めずらしい石エリア

・アボリジナル文化エリア

に分けられている。おすすめは世界の生物エリアとめずらしい石エリアである。世界の生物エリアは、理由は言うまでもなくかわいい哺乳類の剥製が飾られているためで、生きていたころを想像すると頬が上を向いてしまう。

ブサイクだがかわいい。

めずらしい石エリアは人を選ぶ展示だが、私は非常に楽しめた。実は、研究室時代に私がしていた研究は金属粒子由来の色に関する研究をしていたので、「めずらしい石エリア」で展示されている金属結晶やジュエル類をみて一人で興奮していた。これはマンガン由来の色、これは鉄由来の色に違いないなど、結晶や光について学んだ方とくだらない議論をしたいくらいだった。蛍光(フルオルセンス)を呈する好物もあった。非常に興味深い。散乱吸収についてはいやになるほど論文を読んだが、蛍光についてはそこらへんのカブトムシ並の知識しかないので、よくわからなかった。(信ぴょう性については保証しないが、wikipediaで導入くらいは学べるだろう。きちんとしたことを学びたければ大学で化学の学位でも取ってほしい。)

博物館を出て、ようやくチェックイン開始時間の14時になったので数日間滞在するホステルに向かった。やはりバス移動で疲れていたので、着くやいなやすぐにベッドに潜り、ぐうすか寝息を立てて寝てしまった。ホステルの紹介は後にでもしようじゃないか。

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