前日分はこちらから。
【オーストラリアハーフラウンド 35~40日目 メルボルンの食事情】
メルボルン滞在も最終日だ。10日ほどしか過ごしていないが、非常に住みやすい街だった。メルボルンは世界で住みやすい街のランキングにも度々なを連ねるような街で、東京や大阪のように駅が混みすぎると言うこともないし、かと言って必要なものが揃わないわけでもないちょうどいい街だ。

オーストラリアの夏といえばパイを焼いているオーブンの中のようなイメージがあるが、赤道から遠いメルボルンではそれ程過酷ではない。もちろん暑い日はあるが、アジアのように空気が湿っているわけではないので、不快指数は比較的低い。とはいえ、夏は夏だ。涼しいと言うには温度計の目盛りが高すぎる。
オーストラリアでは、安く涼める場所を探すのは日本よりも難しい。物価が以上にやすい発展途上国の日本では、マクドナルドで100円を払えばいくらでもクーラーの冷気に当たっていられるが、我々薄給の日本人にとってオーストラリアのマクドナルドは高級品だ。
しかしながら、そんな貧乏人でも神は手を差し伸べてくれる。教会や大聖堂はタダで涼むことのできるオススメ隠れ観光スポットだ。英語圏であれば、ある程度の街には必ず大聖堂があるので、夏の暑くてたまらない日はそこに行くことをオススメする。もちろん、涼むだけではなく、美しいステンドグラスは見放題だし、ミサを観れたりもする。私がメルボルンを去る日は、外に立っているだけで肌がジリジリ焼けていくような暑い日だったので、例に漏れず私も大聖堂観光に時間を費やした。
セントパトリック大聖堂
メルボルンにある大聖堂といえば、セントパトリックカテドラルと、セントポールカテドラルだ。大聖堂には、その土地を守る守護聖人の名前が付けられることが多い。例えば、ロンドンは聖パウロ(セントポール)、エディンバラはアエギディウス(聖ジャイルズ)といった具合だ。
大聖堂観光やカフェで時間を潰し、アデレード 行きのバスに乗り込んだ。余談だが、アデレード行きのバスはいつも使っているグレイハウンドではなく、別の会社のバスを利用した。実は、グレイハウンドバスはオーストラリアのほぼ全土をカバーしているとはいえ何故かアデレード ー メルボルン間の運行が無いのだ。オーストラリアを旅するのに便利なグレイハウンドバスについてはまたいつか、何かの機会で記事にしよう。

アデレード-メルボルン間を運行しているバス、ファイアフライに乗り、アデレードに向かった。