私のノートパソコン(Dell inspiron 11 lap top終売品)も、選手生活6年目に突入し、キャリアの終わりが見えてきました。というか、当時(学生だったのでとにかくお金がなかった)もとにかく安く使えるノートパソコンを買おうと思ってこのマシンを購入したので、外でも使えるそこそこハイパワーなマシンが必要であった。そこで、ノマド的な用途に耐えうるスペックを持ち、それでいて可能な限り安く変えるノートパソコンを購入することにした。このままでは写真の現像や動画編集の度にPCの画面を殴りそうになるので、PCが私によって破壊されてしまう前に買う必要がある。万人受けするような条件ではないのだが、参考としてここに残しておこうと思う。
購入するにあたって、以下の条件を重要視した。
①携帯性
重量は1.4㎏以下。充電器を合わせても1.7㎏あたりが理想だ。バックパックにPCを入れて持ち歩く場合ノートPCの総重量が2kgを越えるとかさばって仕方ない。サイズは、携帯性を考えれば小さければ小さいほど良いが、操作性を考えると13.3~インチあたりが妥当になる。15まで行くとA4サイズを超えはじめ、携帯性にかなり難があるため、14を最大値とした。以上により決められた条件が以下のとおりである。
・本体重量 ~1.4kg
・ACアダプタ重量 ~0.3kg(必然的にUSB-Cタイプの充電方式となる)
・画面サイズ13 ~ 14 インチ
②最低限のマシンスペック
ノマド的タスクを消化することを考えると、もちろん個人差はあるのだが、そこそこのスペックが必要になる。私がこなすタスクとしては、動画編集、写真現像、高解像度画像編集、文書作成、表計算、動画エンコード等であった。これらの作業をストレスなく行うためには、以下の条件が必要になると考えられる。ちなみに、文書作成やネットサーフィン程度しかしないのであれば現役で売られているPCであれば問題なく行うことができる。動画編集や画像編集をしないのであればCPU選びにはそれほど困らない。
・intel core i5シリーズ or AMD RyzenシリーズCPU以上のスコアを叩き出せるCPU
どんな作業をするにしてもCPU性能はある程度確保しておかなければならない。具体的にはPassMarkでスコア5000以上を出しているものを候補に選んだ。数値の具体的な設定理由はないが、3000程度のCPUを積んだPCを触っていると画面を殴りそうになるためだ。
・とにかく何でもいいからグラフィックボードを積んでいること
オンボードPCで動画なんて見れたものではない。動画編集にも困る。グラボを積んでいてどうしようもないPCには出会ったことが無いので、とにかく積んでいれば良いこととした。
・メモリ 8GB~であること
メモリは8GBから。4GBは正直言って動作速度が遅すぎてタスクが詰まる。特に並行作業をしていると顕著にその差を感じるようになる。正直言えば16は欲しいところだが、16GBメモリを積んだノートとなると10万はくだらないので8で妥協することとした。
・画面がフルHDであること
小型のモバイルPCでは割とただのHDだったりするので注意が必要だ。正直言ってこの時代にFHD未満のディスプレイには人権がない。。。BD全盛期のこの時代にわざわざVHSを使う人はいないだろう?
・128 ~256 GB SSD搭載/ HDD非搭載であること
ノマド的使用法をするならば、耐衝撃性の弱いHDDはできるだけ積みたくない。windows Me時代からPCを使っている原始人なので、1TのHDDなんて途方もない数字に聞こえてしまう。大容量の動画データや画像データを扱う場合でも、クラウドがあれば保存には困らない。バックアップの観点からもそちらの方がよい。また、高速なネット環境がなくとも、micro SDを指して疑似的にストレージを増大させてもよい。
・骨董品でないこと
今の時代、bluetooth搭載、無線ワイヤレス通信規格搭載、カードリーダー搭載あたりは標準装備として備わっているだろう。普通ならいいのだ。普通なら。骨董品を愛でるノスタルジーは持ち合わせていない。
もしあなたが忍耐強く、RAW写真を読み込むたびに固まるPCを許せるとしても、タスクの効率性を考えると低スペックPCは買うべきではない。さらに、テクノロジーの進歩により、提供される動画やアプリケーションは日に日に重くなってきており、ケチってそれほど良くないPCを買ってしまうと結局買い替える羽目になって結果的に出費が増える。
③個人的なこだわり
これは実に個人的なものだ。客観的ではないが、個人的な信条により以下の条件を設定した。
・ノングレア(非光沢)
なんだか非光沢の方が見やすいじゃないか。
・キーボードはパンタグラフ式
ノートPC市場からはパンタグラフ式以外のものがほとんど淘汰されているのでそれほど気にしなくてもいいだろう。こっちの方がタイプしやすい。
・JIS配置キーボード
たまにヤフオク経由の輸入品がUS配置のキーボードだったりするが、やっぱり日本語を打ち込む場合は慣れた配置のJIS規格がイイ。
④コストパフォーマンス
何を買う時でもとにかく安い方がいい。上記3点を満たす候補の中で、その他お得感のある要素を考慮に入れ、可能な限り安いものを購入することとした。結果的に、一定スペックを保ったうえで購入しようとすると、価格帯は6万円後半~13万程度の範囲に収まった。
◆特に考慮しなかった点
・Windows OR Mac
ここに特別な宗教観は持っていないので、上記の条件を満たすのであればどちらでもよかった。クライアントは殆どwindowsを使っているし、MacであってもWindows環境は別に構築できるしであまり深く考えてはいない。ただ、マックはかっこいいよね。
・バッテリー駆動時間
2,3時間なら考えるが、昨今のPCは少なくとも5時間は持つのであまり深く考えなかった。Wifiが完備されている場所は電源も確保できる場合も多い。
・SIM挿入が可能かどうか
iphoneをアクセスポイントにすればいいので考えなかった。それに基本的にはWi-fi環境でしか使わない予定だ。
・2 in 1 or ノーマルノートPC
どちらでもよかったが、重量の観点から2 in 1は分が悪い。軽ければ2 in 1も十分候補に挙がる。
【購入候補にあがったPC】
◆Macbook
言わずと知れたノマド界のフォルクスワーゲン・ゴルフ。必然的に候補に挙がってきます。メリットデメリットは以下の通り。
・メリット
デザイン性が優れている
インターフェースが優秀なので、操作が非常に早く、ストレスフリー
iphoneとの連携が強力
・デメリット
ブランド量が高すぎる
◆Dell inspiron 5482 2 in 1
デルのコストパフォーマンスレンジの新しいやつ。古いPCも同じモデルの過去版だったので、ブランドに対する信頼感はあった。メリットデメリットは以下の通り
・メリット
2 in 1は触ったことが無いので、目新しいおもちゃとして優れている
・デメリット
安いわけではない(スペックを考慮すると妥当)
重い
◆Lenovo Ideapad 530S
上記PCの比較対象としてよく挙げられるベストセラーシリーズ。マックブックがゴルフなら、こちらはトヨタ・カローラだ。これと言って尖ったメリットはないが、デメリットがない。
・メリット
スペックを考慮すると非常に安い
・デメリット
特になし
◆Lenovo thinkpad 490E
こちらも超売れ筋レンジ。 Ideapadシリーズよりもカスタマイズ性が高いが、その分少し高い。
・メリット
スペックを考慮すると非常に安い
・デメリット
Ideapadよりちょっと高い
以上を考慮したうえで、特にデメリットの無く、楽天市場でポイント還元セール(詳しくないけど、いつもやってるんじゃないの?)で実質58,000円まで落ちていたIdeapad 530Sを購入した。これでこれからのノマドライフも少しは快適になる予定だ。これほどのスペックのノートPCが6万以下で買えるなんておじさん驚きだ。現品が届いたら製品レビューをしようと思う。