【オーストラリアハーフラウンド 17日目 ラブアンドピースの街】

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【オーストラリアハーフラウンド 16日目 お熱いのがお好き】

ようやくブリスベンを出発する。朝10時ごろに出る便でブリスベンを出て、オーストラリア大陸最東端のバイロンベイを経由し、翌朝早くにシドニーに着く予定だ。

ブリスベントランジットセンター
長距離バスはすべてここから出発する

バイロンベイといえば、ヒッピーと草の街だ。町中にラブアンドピースが溢れている。しかしながら、私はサイコパス的思想を持っているので、モットーにするならラブアンドピースよりも、シークアンドデストロイが良い。草といえば鋭い読者諸君には理解していただけるだろう。パブロなんとかが関係するような草だ。ケールやホウレンソウの事ではない。

バイロンベイ

特に見たいものは無かったのだが、バスの乗り継ぎの都合上、バイロンベイに3時間滞在することになっていた。バスの待合室で腐って3時間潰すのは勿体無い気がしたので、ヒッピーや草の他になにかないかと調べてみると、どうやらオーストラリア大陸の東端にあたる岬がバイロンベイにあるようだ。

ピースマークがまちのいたるところにある。

冒険好きな人は何かと1番を求めたがる。1番高い山、1番大きい湖、1番長い川。もちろん、私も何かと1番が好きだ。尖っているものが大好きだ。なので、3時間の暇を潰すためにバス停から歩いて1時間ほどのオーストラリア大陸最東端の岬に行くことにした。

最東端

最東端といっても、特に何かがあるわけではない。無数にある他の岬と同じように、海に少し突き出た地形が見えるだけで、ただそれがこの大陸の中で最も東に位置するというだけのことだ。感動的ではない。見た目でいうと北海道の襟裳岬に似ている。こちらには吹き荒れる東風もオットセイの群れもないのだが。

こちらはバイロンベイ
襟裳岬。似てない?

登山道のような道を抜け、街に帰るとバスの出発まで1時間を切っていた。スーパーで時間を潰して適当にぶらついていればすぎる時間だ。買い物を済ませてから数十分の間街中のバス停で待っていたのだが、物乞いの数に驚いて顎を外してしまった。テムズ川周辺よりも物乞いの数が多い。100メートル歩くたびに50回ほどコインをせがまれるので、心優しい人ならば100メートル歩く間に2ドルコインを50枚ほど奪われて100ドルは失うだろう。バイロンベイのメイン通りだけで特殊な経済体系が作られている。

物乞いたちの猛攻を躱し、バスに乗り込んだ。また退屈なバス移動だ。あらためて日記にしたためてみると、旅行中退屈な日の多さに驚かされる。登山やサイクリングと同じだ。

ともかく、オーストラリア最大の都市シドニーに到着するのが楽しみだ。

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【オーストラリアハーフラウンド 17日目 シドニー到着!】

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