【オーストラリアハーフラウンド 12日目 オーストラリアの物価はそれほど高いわけではない】

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【オーストラリアハーフラウンド 11日目 ブリスベンで写真撮影】

観光に1週間以上かかる街というのはなかなか存在しない。もちろん、その街のことを深くまで知りたいのならば、数ヶ月そこに居を構えなければ分からないことも沢山ある。ただ、有名な観光地を回るだけならば、どの街も4日程度あれば十分だろう。オーストラリアハーフラウンドを終えた後の感覚だと、1日に予定を詰め込めば、メルボルンやシドニーですら4日はあれば十分に観光地を回りきれる。ケアンズなら1日。私が住んでいたことのある青森では0日で良い。

私が今滞在しているブリスベンも4日あれば大方の観光地は回りきれるだろう。そして私のブリスベン滞在も4日を過ぎた。目新しさが消え、退屈を感じる時間が徐々に増えていく。いや、徐々にではない。指数関数的に増えていく。昨日は無聊に耐えかねてアマゾンプライムビデオの「高い城の男」をずっと見ていた。もちろん今日も続きを見なければいけない。正直なところ、気になるのはこれからの日程やシドニーについてではなジュリアナとフランクの結末についてだった。あのフィルムに隠された真実もとても気になる。シドニーに行くどころではない。

しかしながら、1日中ベッドの上でネットフリックスを見ているのも身体に良くないように思えたので、夕刻からは少し散歩でもして体を外の風に当てようと考えた。外に出て街中をぶらついてみると、3時あたりから皆ビールを飲み始めていてパブの中が陽気だ。素晴らしい。日本でこれをすると冷たい目で見られるが、こちらではこれが普通だ。あまりに素晴らしい文化なので、もう一度言わせてほしい。素晴らしい。

たしか13, 4ドルだった気がする。 1000円ちょっとくらいの価格だ。量が多いのでお得感が高い

特に今日は語ることがないので、オーストラリアの物価について語るとしよう。よくオーストラリアを旅行した日本人観光客が、「オーストラリアの物価は高い」というが、実際のところそんなことはない。コンビニで売られているコーラやマクドナルドは無駄に高いが、スーパーで買える食料品は日本とそれほど変わらな価格だし、飲食店についても良い店を探せば800円程でまともなランチが食べられる。観光地の一等地で観光客からぼったくることを生業としているレストランでランチをしたら、有り金と身ぐるみを剥がされるのは日本でも同じだ。郊外の穏やかな表情を浮かべた店主が経営する木目調の内装のパブでランチを取れば、10ドルそこそこで美味しいパイが食べられるだろう。これは日本でも同じだ。要は情報量の問題だ。調べる能力がネズミと同等レベルしかない観光客は、泣く泣く無駄に高いマクドナルドか観光雑誌とひどい癒着関係にあるぼったくりレストランでランチをするしかない。しかし我々はまともにグーグルの検索バーに文字を打ち込むことが出来るので、10ドルで食べられるランチを提供しているパブを探すことができる。中国の戦略家・孫子も言っていた。彼を知り、己を知らわば百戦して危うからず。

フォード マスタング コンバーチブル 2.3 L エコブースト。リアのエンブレムを見たわけではないがV8の音が無かったので間違いなくエコブーストモデルだ。マスタングも輸入車関税他大国日本で買うよりかなり安く買える。

もちろん、後進国である東南アジアの物価と比較すると当たり前だが高い。だが、日本の物価と比較した場合それほど違和感を感じることはない。コンビニでコーラを買わない限りは。

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【オーストラリアハーフラウンド 13日目 泳げない陰キャのゴールドコースト】

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